2007年10月21日

文化遺産 (世界遺産)

文化遺産 (世界遺産)

世界遺産条約では、文化遺産は次の3つのいずれかに分類されることになっている。無論、それぞれにおいて顕著に普遍的な価値を有していることが大前提となる。

記念工作物 (monument)
歴史上や芸術上、その記念碑的価値の認められた建造物などを対象とする。具体的には、ケルン大聖堂(ドイツ)など、単独の建造物として登録される物件はこれに分類されるのが普通である。
建造物群 (group of buildings)
単独の建造物でなく、複数の建造物群が一群として評価されたもの。具体的には、ポルト歴史地区(ポルトガル)のように町並みなどが登録される場合には、これが適用される。また、 ベルギーとフランスの鐘楼群のようにまとまった景観を形成していなくても、「建造物群」としてカテゴライズされる。
サイト (site)
建造物にとどまらない地域一帯が対象となる場合などに適用される。なお、このカテゴリーは日本語文献では「遺跡」と訳されることが多いが、日本語で一般的に言う「遺跡」とは若干意味が異なる点には注意が必要である。確かに、ジェームズ島と関連遺跡群(ガンビア)やキルワ・キシワニとソンゴ・ムナラの遺跡群(タンザニア)など、過去の栄華を偲ばせる物件があるのも事実だが、フィリピン・コルディリェーラの棚田群のように現存する農業文化の継承地域も含まれているのである。
1992年に「世界遺産条約履行のための作業指針」に「文化的景観」の概念が盛り込まれたが、これは基本的には上記三分類の中の「サイト」と重なることが多い(アムステルダムの防塞線のように、「建造物群」に分類されていても文化的景観にあてはまる可能性が示唆された物件はある)。

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posted by シュビドゥバ at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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